山本周五郎長篇小説全集 第十三巻 五瓣の椿・山彦乙女 の感想
参照データ
タイトル | 山本周五郎長篇小説全集 第十三巻 五瓣の椿・山彦乙女 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山本 周五郎 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784106440533 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書 » 個人全集 |
購入者の感想
「五の椿」は薬種屋「むさし屋」の一人娘しのが実の父母、母と性的交渉のあった男たちを次々に簪で刺殺していく復讐譚であるが、いかに薄情な父母であるとはいえ、またいかに育ての父親への恩愛に感謝しているとはいえ、自分にもその血が流れている淫蕩な母親とその交渉相手をあやめていくのか、いくら考えても理由が分からない。
もう1冊の「山彦乙女」は読み始めてまもなく、安倍半之助という主人公の名前が戦後最悪最低の宰相の苗字をどうしても想起させるので、意欲が萎えてしまった。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。山本周五郎先生にはとんだとばっちりでお気の毒だが、もう二度と手に取ることはあるまい。
なにゆえに「山彦乙女」を読まないか坊主憎けりゃ袈裟まで憎くて 蝶人
もう1冊の「山彦乙女」は読み始めてまもなく、安倍半之助という主人公の名前が戦後最悪最低の宰相の苗字をどうしても想起させるので、意欲が萎えてしまった。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。山本周五郎先生にはとんだとばっちりでお気の毒だが、もう二度と手に取ることはあるまい。
なにゆえに「山彦乙女」を読まないか坊主憎けりゃ袈裟まで憎くて 蝶人