ロクでなし魔術講師と禁忌教典9 (富士見ファンタジア文庫) の感想
参照データ
タイトル | ロクでなし魔術講師と禁忌教典9 (富士見ファンタジア文庫) |
発売日 | 2017-09-19 |
製作者 | 羊太郎 |
販売元 | KADOKAWA / 富士見書房 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
箸休め的な8巻とは打って変わって様々な陰謀が蠢くフェジテを舞台としてグレンが、システィが、そして様々な面々が大立ち回りを演じるシリアスで派手な9巻となりました。分からない事だらけの状況下で奮闘するグレンをハラハラしながら読み進めましたが、ここらへんのページを次に進めて早く読みたい!と思わせる羊さんの筆力とストーリーの面白さは毎度の事ながら圧巻ですね。途中で少しずつ情報が与えられることで、読者はそうだったのか。と納得していくのですが、先の展開を読ませずそして状況と場面がどんどん移り変わっていく疾走感を感じさせてくれるこの作品は私に途中で集中力が切れる暇さえ与えてくれません。成長する者。成長できない者。覚悟を決めた者。己の信念を貫く者。様々な人々の思惑が交錯するなかで、更なる闘いと波乱を匂わせて第9巻は幕を閉じます。これからもロクでなしには目が離せませんね(^^)