冴えない彼女の育てかた Character Song Collection(期間生産限定盤) の感想

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まずはジャケットがいいです。2枚組のプラケースに3枚のアクリルのクリアシートが入っています。それぞれ、恵、他の4人、背景(？)の3枚なのですが重ねると5人で映っているパッケージになります。それぞれ丁寧に描かれていますし、ブックレットも凝っていて、ダウンロードやストリーミング主流の時代でもCDとしての価値があります。ただ、プラケースは擦り傷が付くと結構目立ちやすいので注意は必要かもです。ケース自体は特殊仕様ではなく一般的な2枚組用のプラケースなのでいざとなれば量販店とかで買えば交換は出来ますが。

「LOVE iLLUSiON」はシングルのキャラソン同様、恵、英梨々、詩羽のソロバージョンが入っているのと、3人で歌っているバージョンとで計4曲収録されています。歌詞カードには4回とも歌詞が載せてあって律儀だなと思いました（笑）でも凄くいい曲です。

僕はあまりアニメに詳しくないのですが、キャラソンはあくまでキャラや声優のファンのためのアイテムというイメージがあって、アニメ内で流れることはあまりないものだと思っていましたが、この作品はかなりアニメ内でキャラソンが流れます。しかも全部いい曲です。

恵の曲が1期3話の6.「 M♭」、2期(♭)8話の11.「ETERNAL♭」、2期最終話(11話)の13.「GLISTENING♭」
英梨々の1期9話の2.「Blooming Lily」
美智留の1期最終話(12話)の8.「Cherish you」
出海の2期0話EDの10.「365色パレット」
詩羽と英梨々のデュエットの2期最終話の12.「DOUBLE RAINBOW DREAMS」

と、計13曲中7曲はアニメ内で流れます。
詩羽のソロ4.「饒舌スキャンダラス」もかなりいい曲だし茅野さんの歌も上手いのですが流石にアニメ挿入歌には使いどころが難しい曲なのかな。

とにかく、OPやED曲は聴いてもキャラソンまでは興味がない事が多かったのですが、このアルバムはアニメ内の名場面で使われてた曲がたくさん入っていて購入にまで至りました。何度聴いても飽きません。名曲ばかりです。

　本作の発売が告知されたとき、正直スルーするつもりでした。なぜなら、ほぼ既知の曲ばかり(個人的には#9と#11~13以外)だからです。「コレに3,000円近く払うのもなあ…」なんて思いました。しかし、これらをまとめて聴く機会もあまりないし、新曲もあるようだし、期間限定生産だし(将来レア・アイテムになるかもしれないし)…という事情から再考し購入の運びとなりました。
　私は「さえかの」信者なので☆☆☆☆☆評価をつけてもいいのですが、「LOVEiLLUSiON」も大好きだし(しかも物語序盤の核心をついているし)…。しかし同曲4バージョン収録とか、ライトなさえかのファンの財布紐弛緩にどれだけアピールできるんだろうと考えると、信者以外にはせいぜい☆☆から☆☆☆が妥当なところとは思います。でも、当レビューは☆☆☆☆になっています。それは後述する理由によるからなのです…。
　その理由とは恵役の安野さんのボーカルが実に素晴らしいからなのです。アニメ1期の#6、7は「普通に声優さん並みに上手い」という印象ですが、現在の#11,13は素人の私から見てもたぶん「歌でも金になる」レベルでしょう。そして、アニメ2期後なんと歌手デビューしてしまうわけなのですが、本作を聴いて腑に落ちました。#6「M♭」の時点でも独特の澄んだボーカルはまあまあ魅力的ですが、前述のように他の声優さんと比べて傑出しているとは思えません。しかし、時を経て#11「ETERNAL♭」#13「GLISTENING♭」ではボーカルが伸びやかで粘り強く、歌唱力アップしています。やっぱウワサどおり「マクロス某」で覚醒(?)したのでしょうか?(笑)。#6と#13は狙ったのか否か同じメロディーなので比較が容易です。聴き比べてみるのも興味深い楽しみ方でしょう。全くの蛇足ですがコレを聴いてよかったと思えたなら安野さんのアルバムも購入しようと思っていました。どうやらそのアルバムとやらを購入せざるを得ないようです(笑)…。
　そんなわけで進化した安野さんのボーカルはさえかのファンの方以外にもお薦めできると思えるので☆1コ増えているのです!。

とてもいいキャラソンだと思います。
どのソングもいいクオリティですし、特に「DOUBLE RAINBOW DREAMS 」は何度聞いても素晴らしい曲だと思いますね！

版権等そのような間違ったレビューを投稿してる人にはこの曲の良さは分からない。