エネルギーデジタル化の未来 の感想

分かりやすさを重視したからか、電力自由化の意義と将来性を伝えるため、通信の自由化の歴史が延々と語られる。
通信の自由化は確かに多くの人が体験し、理解している身近な例ではあるが、そこに目新しい洞察は加えられていないので、むしろ冗長な印象のページが続く。
「じゃあ、電力の自由化の将来はどうなるんだ」というもどかしさにはあまり答えてくれない。
結局、ラスト20ページくらいを割いて解説されている日本とアメリカの電力・IoTベンチャー企業の紹介が一番価値を持った本だと思う。中古で購入してちょうどよかった。

状態がよく、手に取って読んでみたいと思わされる本です。少しづつ読んで勉強したいです。

この本は、小難しい話はなく、わかりやすい例えが多く、ちょうどよいボリュームでサクサク読めた。
事例紹介に登場する慶応大学ＳＦＣ発のベンチャー「音力発電」はすごくユニークだ。
塵も積もれば山となるではないが、振動のようなニッチともいえるエネルギーを使えば、
もっと日常生活が質的に豊かになるように感じる。
この本は専門的な知識がない初心者も楽しく読めるので超おすすめ星５つ！