VANQUISH の感想

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参照データ

タイトルVANQUISH
発売日2010-10-21
販売元セガ
機種Xbox 360
JANコード2040060045014
カテゴリXbox 360 » ゲームソフト » アクション・シューティング » アクションアドベンチャー

購入者の感想

一言で言えば、実験的なTPS

先に悪いところを書いておく
ストーリーが、熱いが、薄い
ステージ数と物語のテンポにズレがあり、最後は駆け込み乗車的な終局となる。中盤にもっと山場をもってくれば、同じステージ数でも小奇麗にまとまっただろうし、次回作に繋ぐような終わり方も許容されただろう
ただ、害にも益にもならないステレオタイプな物語なので、欠点として挙げる程のことではないかもしれない

では良いところ
ブーストによってTPSにスピードを盛り込んだことは素晴らしい
発表当初「やりたいことはわかるが……」と評された通り、最初は戸惑う
だが中盤に差し掛かった頃には、縦横無尽の機動で戦場を圧倒する快感を憶えるだろう
エイミングには過敏なスティック感度は、ドッグファイトで活きてくる
(格闘攻撃を緊急回避的な"お助け機能"にしたのは正解。でなければ「ブーストで突っ込んで殴る」だけの作業になってしまう)

このようなハイスピードゲームは、例えばアーマードコアFAのように、最終的には人を選ぶ。

これを回避し、高速機動とマニュアル照準を両立したのが「スローモーション」機能だ

銃撃の猛火をブーストで擦り抜けながら、一瞬の隙を突いて狙撃といったことが比較的簡単にできてしまうし、演出もカッコイイ(この点、敵はロボット兵士なので部位破壊もできるし、派手に破片や火花が飛び散って破壊の快感を呼び起こす)
(敵味方のメカデザインも、HALOやギアーズのような重厚さはやや欠けるが、日本らしく細部に凝っている。映像も充分に美しく、場面演出もド派手だ)

そういう意味では、このゲームにおいてカバーは息継ぎに過ぎず、陣取りだけが全てではない。

上記のゲーム性によってマルチプレイはないが「最高の俺Sugeee!!!プレイができるゲーム」「楽しむことを目的にしたTPS」としては充分に成功しており、高難易度や縛りプレイによるやり込みで長く遊べる

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