ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50 数学、物理、化学、生物、地学、宇宙、工学の使えるソフトをまとめて紹介 (サイエンス・アイ新書) の感想
参照データ
タイトル | ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50 数学、物理、化学、生物、地学、宇宙、工学の使えるソフトをまとめて紹介 (サイエンス・アイ新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大崎 誠 |
販売元 | ソフトバンククリエイティブ |
JANコード | 9784797351200 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 科学読み物 |
購入者の感想
理工系のフリーソフトが4頁(or 2頁)で要領良く紹介されています。(本書の性格上、『どういうソフトか』を紹介しているだけで詳しい使用法などの解説ではありません )紹介されたフリーソフト50本はソフトバンククリエイティブの「Si新書『ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50』概要」のウェブページに掲載されています。(「『ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50』概要」で検索すれば該当WEBページが見つかります。そのWEBページから各ソフトのWEBページへのリンクが張られているので、ダウンロードの際に便利ですね) この手の本の内容は 比較的早く"時代遅れ"になりますので、ソフトのチェックはお早めに。
この本で紹介されていないソフトも色々あるでしょうし(例:"Matlab"ライクな"Scilab"、辞書ソフト"EBWin/EBPocket"(注:辞書データは別に用意)、"emacs"ライクな"xyzzy" …等々)、iPhone用のソフトが4つのみ(iPhone計算機、変換くん/変換くん2、元素周期表、MotionX GPS Lite)というのも少し寂しい気もしました。新書なので多くを求めちゃいけないのでしょうけれども… 他書(例:「Linux「理系」フリーソフト集」「CDーROM付きで簡単・便利! 理系のためのフリーソフト Ver.2.0」)も併せてフリーソフトを色々と探してみると良いでしょう。
この本で紹介されていないソフトも色々あるでしょうし(例:"Matlab"ライクな"Scilab"、辞書ソフト"EBWin/EBPocket"(注:辞書データは別に用意)、"emacs"ライクな"xyzzy" …等々)、iPhone用のソフトが4つのみ(iPhone計算機、変換くん/変換くん2、元素周期表、MotionX GPS Lite)というのも少し寂しい気もしました。新書なので多くを求めちゃいけないのでしょうけれども… 他書(例:「Linux「理系」フリーソフト集」「CDーROM付きで簡単・便利! 理系のためのフリーソフト Ver.2.0」)も併せてフリーソフトを色々と探してみると良いでしょう。
巻末の参考文献に「Linux「理系」フリーソフト集」(工学社)、「CD-ROM付きで簡単・便利! 理系のためのフリーソフト」(講談社)などの名称があげられていますが、本書は前者の目次を参考にしながら、Windowsマシン、Mac、そして出版社の系列関係からiPhone向けのフリーソフトを集めて「1冊!」という感じでまとめられたように思えます。フリーソフトを求める人はターゲットマシンがあって「それに使えるものを」として探すことになると思いますが、上記のようにターゲットが様々なのは考えものです。ソフトバンククリエイティブのサイエンスアイの本書の紹介に各フリーソフト(iPhone用を除く)へのリンクが張られていますので、それをまず見て解説本の本書の購入を考えるのがよいと思います。また、理工分野のフリーソフトはLinuxの環境(あるいはMacのX11)で使えるものが多数あることから、『Linux で科学しよう!』のWebサイトを参考としてください。
なお、大学生、あるいは今後の進路を決めようと考える高校生を対象として企画するならば、共通として論文作成、数学・物理に関する道具、そして専攻別で使用が想定されるものを有料パッケージ(「論文作成ではこのパッケージ」というものもありますので)を含めてソフトウェアの全体像を示し、その上で「この部分はこのフリーソフトがあるから・・」というように、大学での講義内容を調べてそれに対応してて全体像を示す本になっていたら、本当に役に立つ本になるのですが・・。
なお、大学生、あるいは今後の進路を決めようと考える高校生を対象として企画するならば、共通として論文作成、数学・物理に関する道具、そして専攻別で使用が想定されるものを有料パッケージ(「論文作成ではこのパッケージ」というものもありますので)を含めてソフトウェアの全体像を示し、その上で「この部分はこのフリーソフトがあるから・・」というように、大学での講義内容を調べてそれに対応してて全体像を示す本になっていたら、本当に役に立つ本になるのですが・・。