BLADE RUNNER COLLECTOR'S BOX の感想

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　２０１７年１０月、まさかの続編「ブレードランナー２０４９」が公開されます！
　監督は傑作「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴということで期待大です。
　ハリソン・フォードもスターウォーズ同様に復活出演するということで、とてつもなく楽しみです。
　ということで、続編公開前の復習のため久方ぶりに本作を鑑賞。
　やはり凄い。痺れます。
　SFというジャンルを超えた、これぞ完璧な傑作作品だと再認識。
　また、未来を描くSF作品では、現実の時代が進むにつれどうしても古びてしまうものですが、本作で描かれる世界は何度見ても惹きつけられる独特の雰囲気があります。
　PKディックの原作も大好きですが、映画は映画ならではの独自の解釈を加えた見事な脚本と、映画ならではの世界観が味わえます。
　それでも原作者ディックが好んでテーマとした「偽りの記憶」もレイチェルを通して描かれており、ディックファンの私も納得の脚本です。
　自分が信じて疑わない自身の記憶が、作られた偽りの記憶だったら・・・
　レイチェルの悲しみの深さがずしりと伝わり非常に切ない。