キング・コング [DVD] の感想

先行ｲﾀﾘｱ盤UHDを視聴確認。（日本語対応なし）
2017年3月発売の海外版BD「ULTIMATE EDITION」は画質・音質共、
素晴らしいもの（英・仏・伊・独盤に日本語収録情報）でしたが、
4K UHD版は更に高解像度。（米国盤UHDに日本語収録情報有り）

DVD・HD DVDの発売当時に目を見張ったVFXも、今見返すと
人物との合成が微妙に不自然だったりと「見え過ぎて困る」状態。
（映像技術の粗には今回の高画質で初めて気が付きました。）
HDRは全編通して大活躍、夜の街並や早朝・夕刻の微妙な色彩も再現。
夜闇での情景・表情描写等、暗部の階調性も映像ﾓｰﾄﾞ「HDR」設定で
ｶﾞﾝﾏをいじらなくても、特に不満無く見通せます。
明部が若干飛び気味ですが、画像のﾊﾟﾜｰ感を重視するなら
ｺﾝﾄﾗｽﾄを極端に下げない方が吉。
今まで見てきたUHDの中で、4K化の恩恵が一番感じられた作品です。
「KONG SKULL ISLAND」と技術差の見比べも一興。
（こちらは英語DolbyAtmos音声で怒涛の立体音響。）

期待のDTS：X音声は残念ながら、思っていたより効果なし。
今までの視聴経験上、ｲﾏｰｼﾌﾞ・ｵｰﾃﾞｨｵでは量感・音響効果共に
DolbyAtmosの方に軍配が上がります。
この辺はﾘﾐｯｸｽ職人のｾﾝｽによるかと思われますが…。

BD版「ULTIMATE EDITION」は特典DISC付の2枚組だったので
同時期に発売の上、UHD版は3枚組仕様になっていればもっと良かったかも。
またBD版がダブってしまいました。