[新約]魔法少女おりこ☆マギカ sadness prayer (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | [新約]魔法少女おりこ☆マギカ sadness prayer (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) |
発売日 | 2017-08-10 |
製作者 | 原案:Magica Quartet |
販売元 | 芳文社 |
JANコード | 9784832248625 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
ついにこれが最終巻ということで、全体を見てと最終巻についての感想です。
キリカとの出会いや『壊れる』までの経緯など、1巻は旧作の補完を果たし読みごたえがあるものでしたが、話が進むにつれて失速が目立ちました。
結局作戦らしい作戦は契約当初QBにゆまを教えたのと、ちょっかい程度で済ませるはずだった魔法少女狩りのみという1巻のうちにネタが尽きる始末。
旧作2巻で済んだ内容が薄めて引き延ばされ、特に最終巻は駆け足感&無理矢理いい話にまとめようとした感がひどいです。
せっかく織莉子をメインに据えるのなら、ぐだぐだ悩ませないで、もっとしっかりとQBやほむらを出し抜くための策略を考えてほしかった。
わざわざ旧作に感じた絆や友情を否定してスタートしておきながら、2巻以降最後まで織莉子を称賛するための添え物に成り下がったキリカの扱いも気になります。
せめて最後くらいはガツンと棘のあることを言ってほしかったものですが、織莉子に都合のいい願いを思い出した(?)だけでそれもなく…なんとも投げやりというか、3巻くらいから作者が飽きたのか話を転向したのかと思えました。(ちなみに例の願いに関しては3巻からその伏線もあり、他の方も書いているようにおかしい点も多いので思い込んだだけの可能性も大きいような気もしますが…だとしたらあまりに哀れすぎやしませんかね)
二人の関係は友情というより不安定さゆえの依存ですし、思い出したらしい願いはしっくりこず、「わたしの世界」にも旧作ほどの重さがなくなりました。
キリカにもゆまにも自問自答以外じゃ誰にも織莉子のことを否定させず、織莉子は悪くない、可哀想、という流れに持っていきたい感じが透けて見え、
ろくに罪にも向き合わず何も解決しないまま最後はどこかわからない場所(円環の理?)で仲良く神様に救ってもらってよかったね、ではもやもやが残ります。もしかしたら円環後の話をまた別の作品や続編でやるということも考えられますが…今作のことを考えると、ファンとしてはせめてあまり傷を広げないでほしいと願うばかりです。
キリカとの出会いや『壊れる』までの経緯など、1巻は旧作の補完を果たし読みごたえがあるものでしたが、話が進むにつれて失速が目立ちました。
結局作戦らしい作戦は契約当初QBにゆまを教えたのと、ちょっかい程度で済ませるはずだった魔法少女狩りのみという1巻のうちにネタが尽きる始末。
旧作2巻で済んだ内容が薄めて引き延ばされ、特に最終巻は駆け足感&無理矢理いい話にまとめようとした感がひどいです。
せっかく織莉子をメインに据えるのなら、ぐだぐだ悩ませないで、もっとしっかりとQBやほむらを出し抜くための策略を考えてほしかった。
わざわざ旧作に感じた絆や友情を否定してスタートしておきながら、2巻以降最後まで織莉子を称賛するための添え物に成り下がったキリカの扱いも気になります。
せめて最後くらいはガツンと棘のあることを言ってほしかったものですが、織莉子に都合のいい願いを思い出した(?)だけでそれもなく…なんとも投げやりというか、3巻くらいから作者が飽きたのか話を転向したのかと思えました。(ちなみに例の願いに関しては3巻からその伏線もあり、他の方も書いているようにおかしい点も多いので思い込んだだけの可能性も大きいような気もしますが…だとしたらあまりに哀れすぎやしませんかね)
二人の関係は友情というより不安定さゆえの依存ですし、思い出したらしい願いはしっくりこず、「わたしの世界」にも旧作ほどの重さがなくなりました。
キリカにもゆまにも自問自答以外じゃ誰にも織莉子のことを否定させず、織莉子は悪くない、可哀想、という流れに持っていきたい感じが透けて見え、
ろくに罪にも向き合わず何も解決しないまま最後はどこかわからない場所(円環の理?)で仲良く神様に救ってもらってよかったね、ではもやもやが残ります。もしかしたら円環後の話をまた別の作品や続編でやるということも考えられますが…今作のことを考えると、ファンとしてはせめてあまり傷を広げないでほしいと願うばかりです。