40歳が社長になる日 (NewsPicks Book) の感想

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タイトル40歳が社長になる日 (NewsPicks Book)
発売日2017-07-28
製作者岡島悦子
販売元幻冬舎
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購入者の感想

マッキンゼー卒の女子って口角泡を飛ばす保険のおばちゃんみたいなタイプが多い気がする。男子は草食系なのにね。この方もそう。一方的にまくしたてられて、はい一丁あがりってかんじ。本は事例が多いのでわかりやすいんだけど、やはり読後感がそうだった。まあ営業本。似た者同士の勝間和代先生は、口から泡じゃなくて鼻から鼻息がすごかったわけだが。男子に絶対に負けたくない気持ちが強いからか。

それはさておきマジメに書評すると、タイトルの40歳社長は後からつけたのか論理矛盾を孕んでいる。p123に多様性は属性じゃなく視点や経験によって実現するみたいなことが書いてある。だとすれば社長は40じゃなくてもいいはず。社長を年齢という属性で切ってしまっている。おかしい。だって経営能力が本当にあるなら人生100年の時代だもの、80のデジタル爺さん社長がニューフェースで登場してもいいよね。あと20年やれるわけだし。実際ウナギの寝床のような長屋の私の隣に住む80歳のウメさんは、facebookで毎日投稿してるし、twitterフォロワー5万、tinderでイマカレと出会ってる。デジタル後期高齢者だけど可能性はあるよ。

実はここに著者のギラギラとした潜在的欲望が隠されている。イケメンの若い経営者予備軍とワッショイしたいのだ。ホストのように周りを囲まれたい。疑似求婚されたいということじゃなんじゃないのかな。だってこの人に気に入られないと経営者の道は断たれるわけだろ。がり勉して大企業入って、善人仮面つけてがんばっていいところまできたのに他から経営者予備軍連れて来られたらたまらんよ。プロデューサーに肉弾営業する女優やタレントの卵の逆ヴァージョンと同じスキーム。

あとコンサルと人材紹介のマッチポンプ商法。これいいのかね。肥えるわけだ。

たくさん事例が詰まっててそこはそこそこいいと思うけど、現象の捉え方がやや表面的で新しい思考のきっかけにはなりにくい。不勉強な経営者のために新しい世の中の現象をおせっかいに整理してあげた類の本。コンサルのおせっかいが、考える力を奪う好例。その点、ゲーム屋に身を落として未来ある若者の時間を奪う卒業生が渋谷にいたように記憶するがこちらも日本の国力を削ぐアメリカの手先。

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