Fate/Grand Order 電撃コミックアンソロジー8 (電撃コミックスNEXT) の感想

同人でファンの作家であるくりから氏が寄稿していることもあり、
このシリーズは全巻揃えているわけではありませんが6巻から飛んで今8巻も買ってみました者です。
前回買った6巻はくりから氏の作品は玉藻好きとしてとても良い作品だったのですが
他二作品ほどサーヴァントの設定ちゃんと把握してないだろという作品が載っており、とても残念でFGOアンソロ業界を憂いたものでした。

で、今回この巻はどうかと言いますと、結論としては少なくとも原作設定に矛盾を孕む作品は見受けられませんでした。
設定や世界観を壊さないようにキャラ達をちゃんと動かしており、多少ギャグである関係上普段よりアッパーテンションで暴れたりするキャラもいましたが、問題ない範囲と言えると思います。
発売時期を考慮したのか全体的に温泉や海水浴の話が目立ち、それに伴って女子サーヴァント達の水着姿や入浴シーンも描かれています。
美少女美女キャラ達のそういう素敵なシーンを見たいという意味では保証が出来ます。

何作か作品内容を端的に語りますと、まず自分の購入目的であるくりから氏の「タマモキャットが自分も水着が着たいと奔走する話」。
これは良い。とても良い。女主人公が自分の水着を見たいのかとかってにキャットが勘違いして浜辺でオリジナルやスカサハにどうにかしてくれと頼みこむ。
キャットの健気さもさることながら、水着玉藻（オリジナル）が「私はまだ見ぬ愛しのご主人様の為に綺麗に日焼けするのに忙しい」とか言っていてEXTRAからの玉藻ファンとして至福。
流石は玉藻マイスターくりから氏。最後は女主人公とお揃いの水着を着て楽しそうなキャットも見られます。

全年齢商業作品のお仕事は本巻が初だという虎助遥人氏の「男主人公とマシュとスカサハが温泉に浸かりたい話」。
ドタバタ四苦八苦しながらも温泉発掘、そして浸かる三人。ちょっとスカサハ師匠が普段よりテンション高めで大暴れ。
氏はFGOには触れてまだ浅いようですが、原作矛盾の範疇はない無難なお話でした。今後も頑張っていただきたい。