論理的思考力を鍛える33の思考実験 の感想
参照データ
タイトル | 論理的思考力を鍛える33の思考実験 |
発売日 | 2017-04-27 |
製作者 | 北村 良子 |
販売元 | 彩図社 |
JANコード | 9784801302099 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
ものの考え方はいくつかあり、視点を変えると見方が変わりますよ、という至極当たり前のことを例を挙げて説明する本です。どちらが正しいのか答えがほしい人は読んでもがっかりするだけです。
移動の合間に、頭を休めながらの脳トレに良いと思います。
気付くと時間が過ぎています。
気付くと時間が過ぎています。
文体は読みやすく、モンティホール問題(選びなおすことで確率は上昇するか否か)やエレベータの男女(2名いると確定してる
エレベーターに男性が見えた場合、もう一人が女性である確率)など、条件付きの確率といえそうなものの解説は図説付きのため
非常にわかりやすく、直観と論理的思考との差を納得できる内容でした。
また、紙面の20%ほどを占める、トロッコの派生問題(5名を助けるために1名を犠牲にするか否か)は充実していて、
細かな設定を変えることで、なぜそういった感覚になるのか、論理的な解説もなるほどと感じることができました。
ただ、どの題材もどこかで聞いたことのあるもので、新しい知識、思考方法を学び取れたとは思えず、「思考力を鍛える」
という部分に物足りなさを感じています。
おそらくは、論理パズルのようなものを期待していた私と、本のテーマとのずれがあったのかと思います。
既知の内容が多く。私個人としては、「鍛える」という部分に物足りなさを感じてしまいました。
しかし、思考実験という言葉自体を初めて聞く方には、導入として良い本だとは思っています。
エレベーターに男性が見えた場合、もう一人が女性である確率)など、条件付きの確率といえそうなものの解説は図説付きのため
非常にわかりやすく、直観と論理的思考との差を納得できる内容でした。
また、紙面の20%ほどを占める、トロッコの派生問題(5名を助けるために1名を犠牲にするか否か)は充実していて、
細かな設定を変えることで、なぜそういった感覚になるのか、論理的な解説もなるほどと感じることができました。
ただ、どの題材もどこかで聞いたことのあるもので、新しい知識、思考方法を学び取れたとは思えず、「思考力を鍛える」
という部分に物足りなさを感じています。
おそらくは、論理パズルのようなものを期待していた私と、本のテーマとのずれがあったのかと思います。
既知の内容が多く。私個人としては、「鍛える」という部分に物足りなさを感じてしまいました。
しかし、思考実験という言葉自体を初めて聞く方には、導入として良い本だとは思っています。