「他人」の壁 (SB新書) の感想

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参照データ

タイトル「他人」の壁 (SB新書)
発売日2017-07-05
製作者養老 孟司
販売元SBクリエイティブ
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 思想・社会 » 思想

購入者の感想

 現代人は、他人をわかりたがろうとする。議論して「通じるはず」と思い込んでいる。これが、人との付き合
いにおいてストレスを生む要因である。そもそも生きてきた時代、文化、社会、習慣、思想などの前提は、人そ
れぞれ。だから、他人のことはわからないし誤解を生じるのもしょうがないと気づけば、人付き合いは楽になる
と話が展開する。さもありなん。

 でも、なかなかそのことが心にストンと落ちてはこないだろう。特に、日本人だけに囲まれて生きていれば、
なおさらだろう。
 理解の本質への接近は、実利を求めるより、環境(「場」)を変えてみることで可能だ。例えば、自然の中に
身を置く。神社仏閣を訪ねることが提示されている。ここで、実利を求めると行動しなくなるのが人間という
指摘がされているが、これは重要な点だ。

 違和感も先のような理解の本質の入口となることには、同意する。ただ、違和感をもって生活していると、
しんどい時がある。それを軽減する術は、実利を求めず、意味を求めず、ただやることである「行」にあると
おもえた。

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