リニア新世紀 名古屋の挑戦 (ディスカヴァー携書) の感想
参照データ
タイトル | リニア新世紀 名古屋の挑戦 (ディスカヴァー携書) |
発売日 | 2017-07-13 |
製作者 | 奥野 信宏 |
販売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
JANコード | 9784799321010 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
リニア中央新幹線が東京大阪間で全線開通すれば、沿線だけで7000万人の人口を擁するスーパーメガリージョンが生まれる。リニア開業時のターミナル駅である名古屋は、リニアと新幹線の乗換駅であり、中部国際空港からリニアへの中継地として重要なハブ都市になる。
まあ要するに、この本に書かれていることはこの1〜2行の説明でこと足りるだろう。あとは我田引水的な理論と屁理屈とひたすら楽観的な将来予測で、「これからは名古屋の時代だ!」と言い続けるのだ。
名古屋は東京や大阪に比べればまだまだ伸びしろのある都市であり、多くの可能性を秘めていることは間違いない。しかしそれはこの著者が言うほど、簡単にバラ色の未来がやって来るようなシロモノではないのだ。名古屋は決定済みの「リニア」よりも「名古屋城の木造天守閣」が話題になるピントのずれた都市だし、この著者が大きな可能性を秘めていると言う堀川や中川の水辺にしても、夏になると下水と腐った魚の匂いが漂う巨大などぶ川だ。これを再開発するのは、容易なことではないだろう。
この本に似ているのは、小学生が図工の時間に書く「未来の都市」だ。思いつきだけで絵の具を塗りたくられた、画用紙一杯の極彩色の未来予想図。この本はその活字版なのだ。
まあ要するに、この本に書かれていることはこの1〜2行の説明でこと足りるだろう。あとは我田引水的な理論と屁理屈とひたすら楽観的な将来予測で、「これからは名古屋の時代だ!」と言い続けるのだ。
名古屋は東京や大阪に比べればまだまだ伸びしろのある都市であり、多くの可能性を秘めていることは間違いない。しかしそれはこの著者が言うほど、簡単にバラ色の未来がやって来るようなシロモノではないのだ。名古屋は決定済みの「リニア」よりも「名古屋城の木造天守閣」が話題になるピントのずれた都市だし、この著者が大きな可能性を秘めていると言う堀川や中川の水辺にしても、夏になると下水と腐った魚の匂いが漂う巨大などぶ川だ。これを再開発するのは、容易なことではないだろう。
この本に似ているのは、小学生が図工の時間に書く「未来の都市」だ。思いつきだけで絵の具を塗りたくられた、画用紙一杯の極彩色の未来予想図。この本はその活字版なのだ。