難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください！ の感想

超初心者用と書いている人もいますが、
実際問題、難関大学を卒業し、TOEICで高得点をとれている人間がまともな日常会話でさえスムーズに出来ないのが日本人の英語力の現状です。

世界では英語を母国語としない第二言語のノンネイティブの方が圧倒的に多いが、
やはり日本人よりも遥かに喋れるわけです。

そういう国々の方の学習はどういったものかという事をこの本では詳細に説明しています。

私もスティーブさんの本を前から愛読しており
学習法を真似て学習してきましたが、
海外での日常生活に問題ないレベルまで普通に喋れます。

もちろん前置詞を間違えたりしますが、
それでも普通に通じるし、そもそも海外のノンネイティブスピーカー（ネイティブよりも圧倒的に多い）も普通に訛ってるし、動詞の時制を間違えたりも頻繁にしますが、普通に通じるし、そんな瑣末な事にこだわって言葉が出てこない方がコミュニケーションに支障が出ます。

この初心者用とか書いてるレビュアーの人は
典型的な日本人の受験英語被害者でしょう。

日本人は完璧に合ってる文法じゃないといけないと完璧主義すぎるので実際の会話になると頭で考えすぎて言葉につまるのです。

そもそも会話において完璧なんてものはないですよね。無限の言い回しがあるのだから。

初心者用と書いてますが、はっきり言って一定の年齢に達した人間がネイティブ並になるのはほぼ無理です。それが第二言語であり、またそれが日本人としてのアイデンティティの拠り所でしょう。ネイティブと同じになると夢想してる暇があったら、色んな事を積んで人生を楽しむことの方が大事です。人生短いんだから。

んでノンネイティブの人で英語で意思疎通ができる人がどのような学習法をとっているのかを述べているのがこの本です。

スティーブ氏が指摘しているように
かのネット時代に英語が出来る人間が少なく
グローバルにビジネス展開できない日本というのは非常に不利であり、
海外勢にどんどん経済的に侵食されます。