QUARTETTO【通常盤】 の感想

実際は初回盤＋通常盤セットの物を購入しましたが、敢えて単品の方にレビューします。

初回盤は「Theme of QUARTETTO 」のPVとそのメイキング(DVD)＋ソロ以外の11曲(CD)。
こちらの通常盤はCDのみで4人のソロ4曲が収められた全15曲です。

ちなみにどちらにもCD音源で「Theme of QUARTETTO」が入っていますが、CD版はPV版より聴いて楽しめる構成にアレンジされており必聴です。
"音"だけのPV版はダンスと音の正体を視覚で魅せますが、CD版はインパクト有るビート音に収録曲のフレーズを効果的に散りばめ、まるでこのアルバムを万華鏡で覗くかの様な仕掛けになっています。
「QUARTETTO 」(カルテット 四重奏という意味)というタイトルからクラシック的な音を想像した方は、のっけから度肝を抜かれるでしょうね。

そしてこの曲から続くタイトル曲「QUARTETTO 」でこのアルバムのコンセプトが明確になります。
印象的で何とも美しい4部コーラスから始まるこの曲。各々のソロパートは声や歌い方も含め個性をストレートに、一転２人ずつのハモりや４人のユニゾンではソロでは出せない混声の妙を存分に聴かせます。
効果的に響く厚く澄んだストリングスが独特の緊張感を醸し出し、一瞬曲が止まったかと思うと始まる４人次々に囁く＂QUARTETTO ＂の台詞！
アップテンポなリズムでドラマティックに展開していく曲ですが、実はメロディもとても美しい！
「この４人だから出来る」「この４人にしか出来ない！」その可能性と自信こそが今のNEWS４人が共有する＂QUARTETTO ＂なのだと思います。
勿論この曲に限らず、歌声の＂QUARTETTO ＂も全曲にフルに活かされています。

その証拠がこのアルバムに収録されたシングル曲の多彩ぶりにも表れています。
「チュムチュム」「四銃士」「Touch 」「ヒカリノシズク」そしてシングルカップリング曲の「Anthem