チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮 DVD-BOX の感想

脚本の詰めが甘くてストーリー展開に「ねーよ！」的なアラはありましたが、テーマが終末医療と安楽死という、とても重くて現実でもなかなか決着点の見つけにくい事に取り組んだ事は評価できます。後味はあんまり良くないけど、仕方ないかなあと思います。安定のグッチー白鳥コンビと桜宮家の人々との攻防が見もの。

とても 短く感じました それ程 素晴らしい作品です ケルベロスの肖像で 終わらせたくない 描いた方そして演じた方や作った方に敬意をひょうします

別に今から始まったわけじゃないけど
白鳥の“ドヤ顔”っぷりがこれまで以上に強調されてて
観ている間、ずっとイヤなヤツにしか見えなかったです（苦笑）。

プラス、田口（演じる伊藤淳史のあの演技感も込み）の
“いいコちゃんぶった偽善者”っぽいキャラ感も
やっぱりどこか好きになれないですね･････。

ていうか、殺人事件と安楽死事件の結びつきが弱くて、
なんかこの２つの事件、あんまり関係なくないか？
という感じがどうしても否めません。

殺人事件の謎解きの方に重点が置かれていたので
安楽死の扱いは軽みが帯び、どうもチグハグしたまま
話が終わってしまった感じがします。
ぶっちゃけ、すっごい回りくどい展開だったなあ、と。

患者のことを思っての安楽死を繰り返してきた
ギバちゃん先生のほうが「イイキャラ」に見えちゃって、
でもって最後は家族と一緒に命を投げ出す覚悟まで見せる。
コレ、ギバちゃんがやるからそれなりにカッコよく見えるけど
冷静に見たらすっげ自分勝手な選択だよなあと、
どこかシラけちゃったのも否めず････。

なんだかシリーズ４は今ひとつ入り込めませんでした。