ぜんぶわかる中学生理科の自由研究 の感想
参照データ
タイトル | ぜんぶわかる中学生理科の自由研究 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山村 紳一郎 |
販売元 | 成美堂出版 |
JANコード | 9784415315591 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
類書もあるなか、本書は現象の原理面を重視した比較的簡潔な実験集だと思います。
トルクを用いた油圧ジャッキだとか、浮沈子において圧縮する空気の存在、
試薬であるムラサキキャベツ煮汁の各種水溶液との相性、鉛同士の「分子間力」のつよさなど、
意外に盲点ともなる論点がきれいに整理されていて、しかも諸原理を実感できます。
それぞれパスカルの原理(圧力の均等伝播;加力∝断面積)、圧力への気液反応差、
試薬の呈性、同種物間における作用力の強度などでしょうか。
かつて中学の理科を指導する機会があった際、学校のテスト対策や実験&レポート対策などを行いましたが、
知識・計算・考察という教科書的な領域と、経験・データ解釈・まとめという実験的な領域とを、
行ったり来たりといった塩梅で、その両方からしだいに安定的な思考力が芽生えてくるように思えました。
本書はこの点、11テーマ42の実験が楽しめる構成で、実験そのものの進め方やコツ、
結果について考える際のポイント整理、分かりやすいレポートの書き方などにも配慮してあるので、
諸原理の理解と応用を身に着けたい場合にはとくに、役に立つものでしょう。
上記以外にも楽しい実験満載なので、興味関心や適性に応じていずれかを選んで、
試してみられることをおすすめしておきます。
トルクを用いた油圧ジャッキだとか、浮沈子において圧縮する空気の存在、
試薬であるムラサキキャベツ煮汁の各種水溶液との相性、鉛同士の「分子間力」のつよさなど、
意外に盲点ともなる論点がきれいに整理されていて、しかも諸原理を実感できます。
それぞれパスカルの原理(圧力の均等伝播;加力∝断面積)、圧力への気液反応差、
試薬の呈性、同種物間における作用力の強度などでしょうか。
かつて中学の理科を指導する機会があった際、学校のテスト対策や実験&レポート対策などを行いましたが、
知識・計算・考察という教科書的な領域と、経験・データ解釈・まとめという実験的な領域とを、
行ったり来たりといった塩梅で、その両方からしだいに安定的な思考力が芽生えてくるように思えました。
本書はこの点、11テーマ42の実験が楽しめる構成で、実験そのものの進め方やコツ、
結果について考える際のポイント整理、分かりやすいレポートの書き方などにも配慮してあるので、
諸原理の理解と応用を身に着けたい場合にはとくに、役に立つものでしょう。
上記以外にも楽しい実験満載なので、興味関心や適性に応じていずれかを選んで、
試してみられることをおすすめしておきます。