日本を甦らせる政治思想~現代コミュニタリアニズム入門 (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | 日本を甦らせる政治思想~現代コミュニタリアニズム入門 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 菊池 理夫 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061498754 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治学 |
購入者の感想
本著の主題であるコミュニタリアニズムとリベラリズムとリバタリアニズム、それぞれの思想的位置関係については仲正昌樹氏の『集中講義!アメリカ現代思想』(08年,NHKブックス)がベターであると考える。そして先ず、日本人が筆述したリバタリアニズムのハンドブックとしては、森村進氏の『自由はどこまで可能か』(01年,講談社現代新書)が優れていると思料するけれど、この菊池理夫氏の著書も現代コミュニタリアニズム(厳密には、著者はリベラル・コミュニタリアニズムに立脚している)の思想的沿革やエッセンスなどを凝縮した格好の入門的解説書と言えよう。
とりわけ最近、当書でも紹介されている米国の著名な政治哲学者、マイケル・サンデル教授の『