儀式論 の感想

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参照データ

タイトル儀式論
発売日販売日未定
製作者一条 真也
販売元弘文堂
JANコード9784335160844
カテゴリ » ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想

購入者の感想

本書は、冠婚葬祭業を本職とした実践家が儀式とは何かについて徹底追及した大著です。

Amazonから本が届き、ダンボールを開けると、表紙の金の太陽・銀の月が目に飛び込んできます。世界聖典全集を参考にされているということもあり、ハイセンスなデザインでした。ページ数は約600項におよび○○と儀式という形で14章構成でした。

第一印象として、本書は著者の英知が溢れている作品であるということです。
冠婚葬祭業者というよりも礼業者の見地から論じられた内容は、一朝一夕では作り上げることの出来ない深い知性を感じられます。まさに渾身の一作です。
儀式に関わる○○にあたる事象は多岐にわたりますが、一貫して儀式の必要性を教えてくれます。具体的な内容は避けますが、やはり人間は儀式的な動物であるということです。
儀式やルールがあるから理性的行動がとれます。時代と共に儀式は変化します。ただ、形式は変わっても、無くなってしまうとヒトは人間でいられなくなってしまうと思うのです。

読み終えて思うことは、出来るだけ多くの皆さんにこの本を読んでいただきたいということです。昨今では、中年の評論家や知識人は若者の儀式やマナーの欠落において寛容な言動をし、そして一緒になって、儀式の簡略化や不要論を唱えています。一見、大したことではないようですが、芋づる式に無縁社会や民度の低下、文化衰退等々の問題を引っ張って来ます。人間それぞれ十人十色で、思想や価値観は違いますが、一度熟読していただき思慮に思慮を重ねてみてください。

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弘文堂から発売された一条 真也の儀式論(JAN:9784335160844)の感想と評価
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