大学入試センター試験過去問題集国語 2018 (大学入試完全対策シリーズ) の感想

センター試験の分析（分野別出題履歴など）は少しであり、
基本的に2012～2017年度の本試と2014～2017年度の追試が
まとめて製本化されただけの本である。

本番と同じB5サイズというのも、時間を計り、紙面に書き込みながら
演習するには最適である。数学と国語に関しては、センター試験の性質上、
どれほどの上級者になっても、時間に焦りを感じざるをえない試験となっているので、
その2科目だけは絶対にB5サイズの本書で実戦演習しておくことをおすすめしたい。

ところで、センター試験過去問は駿台の青本以外にも、
河合弱や教学社からそれぞれ黒本、赤本として発売されているが、
発売時期の遅い青本だけが2017年度の追試問題も収録している。
そのため、7月まで過去問を買わずに青本の発売を待っている人が多い。

赤本や黒本は収録年度を明示しない（弱点を隠す）戦略を取っているので、
てっきり追試も収録されているものと思い込んで買ってしまう人が多いと聞く。
そういう人は、最新年度の追試の解答を見るためだけに、青本も買うようである。
しかし、国語は（ゆとり後期が超難だが）基本的に旧課程と新課程で差がなく、
そもそも追試は例年ほぼ出来が悪いので、青本も買うほどのことはないと思う。