「城取り」の軍事学 の感想

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タイトル「城取り」の軍事学
発売日2013-08-29
製作者西股総生
販売元学研プラス
JANコード登録されていません
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

これまでの城郭史は○○時代の××の合戦で誰々が使った・攻めたという
視点で描かれることがほぼすべてで城そのものの成り立ちについては
ほとんど考慮されることもなく調査も進んでいませんでした
著者はフィールドワークを駆使したきわめて実践的な手法により
①城を作った人(築城者)と②使った人(城主)と③実際にそこで
戦った人(城将)が全く異なることを解き明かすとともにその城がなぜ
そこに存在しなければならなったのかということを地政学と軍事学の
見地から科学的に解明しています
日本史ではどちらかと言えば人物本位の銘々伝的な本が多いんですが
(そうしないと本が売れないという事情もありますが)
地道な努力から導かれるきわめて説得力ある推論を語ってくれる
貴重な本だと思います

追伸
大河ドラマ「真田丸」の考証に抜擢されたとニュースで見て久しぶりに
大河を見ましたが初回の新府城のリアルさに「ああ、やってるなあ」と
嬉しくなりました
普通なら大門だけを描くか姫路城のような安土桃山調のいかにもな
城を出してお茶を濁すところでしょうが「戦うための城」がリアルに
出ていましたね

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