太陽の破片 の感想

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タイトル太陽の破片
発売日2009-04-25
販売元WM Japan
JANコード登録されていません
カテゴリ » デジタルミュージック » Styles (subjectbin) » ロック

購入者の感想

迫力ある1曲である。
街の追憶と嘆きのはざまで、シンガーはこの曲を創ったのだろうか。
スローなバラード風に開始し、曲は徐々に高揚するものの、
あくまで清々しく吹き荒れるのびやかなサックスの只中に、
シンガーは追い求めてきた何か、失いたくない何かを切々と歌いあげ、
語りかけ、そして眠る。

太陽の破片は、欲望や絶望とのたたかいの中で、
一度は砕け散った仮面のようなものかもしれず、
シンガーはおそらく、それらを再び拾い集めんとして、
この曲を創作に及んだことも考えられる。

目をつむってみる 現実とのはざまに描いた夢が 愛を傷つける
暮らしはただ 街明かりに照らされ 何を信じるの どこへ向かうの
僕の手も握らずに 消えるのは何故…

かつて所用である街を歩いていた夜半、
急に底冷えがして折から舞い始めた小雪に、あたりの街明かりが乱反射し、
えもいわれぬ幻影が浮かんだ。きれいだった。
建物と建物の間隔がやたらと広かったこともあってか、
そこはまるで未知の荒野に、別世界が重なったかのようで、
僕はただ佇んでいた…

本作が収録されたアルバム『街路樹』もまた、彼の他の作品同様に、
そんな街の風景のひとこまから、彼が得たインスピレーションをへて、
形象化されたかけがえのない楽曲群なので、
この際にご試聴をおすすめしておきたく思います。

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