「ウルトラQ」の誕生 の感想

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参照データ

タイトル「ウルトラQ」の誕生
発売日販売日未定
製作者白石 雅彦
販売元双葉社
JANコード9784575309881
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

本放送から50年、制作に関わった方々が年々旅立たれて関連するネタも目新しいものはもう出ないと思っておりました。プロットだけに終わった「東京大津波」も幻想のままで終わるのかと思ってましたが、この本は新発見で大手柄だと思いました。まさか「パゴス対ギョオ」と「東京大津波」が同じ作品だったとは!!この本は理詰めで文句のつけようがない。なんで今まで誰も気付かないのだ?メモの当事者市川支配人がおぼえてなかったのでしょうね。ヤマダマサミさんも気付かなかったのか。しかし楳図かずおのマンガでギョオは正義の怪獣だと思ったが関係ないのだろうか、ケムール人にあやつられてパゴスと戦うのか?これ以上先は幻想でも良いか..
満田監督の「燃えろ栄光」の結末に関するコメント「海に飛び込むとピーターは小さくなる。それで(ダイナマイト)ジョーも助かる、ということですよね」もうれしい。ジョーはええけど、ピーターも助かってほしい。当時の子供である私は結論丸投げされる世界がカルチャーショックだったので何年たとうと関係者の口からこうだと言ってもらえるととても安心するのです。

すでに他のレビュアー氏も触れているところだが、とにかく情報量の割には新発見が少なく、他著からの引用が多い。
そういった膨大な著書を咀嚼し、時系列でまとめているだけの感が強く、帯にある「定説に挑む」って何処が?としか言えない。
「何々だから、著者はこう理解する」「何々だから、本書ではそれを採用する」といった表現がやたらと多い。
どうだ!とばかり、ふんぞり返っている著者の鼻息が見えてくるようだ。もはや、同好の士としてのシンパシーを感じるどころか、
著者の自慢話に付き合わされているようで、胸糞が悪い。
また、決定的に落胆したのが、特に台本(没・準備稿・決定稿)からの引用が多いのに、いっさい図版が載っていないことだ。
写真ですら一葉も無い。読んでいてメリハリが全く感じられない。
これだったら、台本集として発行するほうがどれだけ価値があるだろう。
単に著者の手前味噌、自己愛性ばかりが目立つ、残念な本としか評価できないでいる。

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双葉社から発売された白石 雅彦の「ウルトラQ」の誕生(JAN:9784575309881)の感想と評価
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