ゴールデンカムイ 11 (ヤングジャンプコミックス) の感想

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参照データ

タイトルゴールデンカムイ 11 (ヤングジャンプコミックス)
発売日2017-08-18
製作者野田 サトル
販売元集英社
JANコード9784088906393
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

なかなかのっぺらぼうのところに行かないと歯がゆかったが、そもそも終結を急ぐのではなく、和製ウエスタンとして色々な変人奇人を退治していくのを楽しむ作品なのかもしれない。北海道グルメもまだまだありそうだし、自然描写も上手い。

いつもモリモリに盛り込んであるギャグや書き込みは相変わらず素晴らしい。

これまで沢山変態が出てきましたが今回の夫婦変態は江戸時代の人情物のように濃密で、しかもテンポが良い。
そしてただ殺されるのではなく残されるものがあり、それが誰に託されたのか…変態なのに、悪いやつなのに…妙に感動してしまった。
またアシリパさんの踊りもかわいく、健気でイイです。

ゴールデンカムイは毎回、電子書籍ではなく紙のコミックで購入しますが、
購入後、家に帰るまでに我慢できなくて電車の中で読み始めてしまいます。
これだけの内容を書き進めるのはとても大変だと思いますが、
野田サトルさん、どうぞお体大切に頑張ってくださいと言いたいです。

10巻まで読んで来て、この漫画の大ファンになると同時に、博物館や史跡巡りが趣味になるほどアイヌ文化や北海道の歴史に興味を持ちました。アイヌの方々の興味深い暮らしや美しい民具、口にしたくなるアイヌ語の響きなどとても魅力あるもので溢れています。それに加え、キャラの魅力とギャグ、物語のスピード感、つなぎ構成まですべて秀逸。おふざけギャググルメ漫画とも取れるし、シリアス歴史文化モノとも取れるこの漫画は、本当に面白い。一番の見所は、顔ギャグですけど。

ただ、今巻は…こりゃまた大変人に勧めにくい…(笑)「この漫画は一体どこに行こうとしているのか(とりあえず網走監獄なんですけど)」と不安と期待が入り混じる複雑な読後感でありました。

あるキャラの過去を紐解く103話「あんこう鍋」などは本誌掲載時よりも内面に深く迫ったかたちで大幅加筆されており、作者のこだわりと、たくさん出てくるキャラクターが皆この漫画の中できちんと「生きていること」を感じます。本誌で読んでる組もワクワクしながら楽しめるかと思います。

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集英社から発売された野田 サトルのゴールデンカムイ 11 (ヤングジャンプコミックス)(JAN:9784088906393)の感想と評価
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