現代思想 2017年6月臨時増刊号 総特集=マルクスの思想 ―『資本論』150年― の感想

柄谷の論文は相変わらず見事で、大いに啓発された。ネグリとバデュウの論文は長原豊の「個性的」な翻訳によって台無し。自己主張は自分の論文でだけやってくれといいたい。ネグリがドゥルーズとガタリはマルクス主義者でなかったといっているのは不可解、ドゥルーズ自身が当のネグリによるインタビューで自分とガタリはマルクス主義者だといっているのだから。