エンダーのゲーム [DVD] の感想

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参照データ

タイトルエンダーのゲーム [DVD]
発売日2014-05-21
監督ギャヴィン・フッド
出演ハリソン・フォード
販売元ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
JANコード4959241752352
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

映像及びキャストチョイスは完璧だと思います。
しかし上下巻ある原作を二時間弱にまとめるのはやはり無理があったようで脚本が駆け足&端折り過ぎで原作未読の方が見た場合は状況や人物の心理が理解しづらいのではと思います。
尺の都合で仕方ないところはありますが、ビーンやアーライ、バーナードとの関係もあっさりし過ぎており、時間経過が分かりづらいためごく短期間のうちにエンダーが苦悩を乗り越え名指揮官になったように捉えられるところはもう少しやり方があったのではと感じます。
原作は確かにSFですが、魅力となる部分は天才的頭脳を持つエンダーが大人たちの都合でいつも孤独と困難を与えられ、それを乗り越えつつ仲間たちとの信頼関係を形成していく部分だと思うのですがその辺りの要素はほとんどスポイルされています。
また、ゲームシーンやルールもざっくりとしており、何故ゲームをするのか?エンダーの何が特別なのか?といったファクターが伝わって来ません。
特にドラゴン隊のくだりは酷くて、原作ではドラゴン隊は様々なトラブルを経て一体感を得ていくのですが、いつの間にか連勝しており対2チーム戦でのエンダーの戦略も「4人がゲートの端にヘルメットを押し付けてロックを解除しもう1人がゲートを通過すれば勝利」というルールの盲点を付くところが素晴らしいのに「最初からゲートが開いておりそこを通りさえすれば勝ち」というルールに改変されているため敵チームがなぜゲートの横に待機してドラゴン隊を待っていたのか?とか破綻した部分が出てしまっています。
冒頭に書いたように映像もキャストも素晴らしいので出来れば前後編に分けて丁寧な描写で作ってほしかったと残念に思います。

「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド主演、ハリソン・フォード、「トゥルー・グリット」のヘイリー・スタインフェルド。
子供向きのSF映画と思いきや、アクション自体の動きは少ないものの、VFXビジュアルによりダイナミックなスケールでなかなかのものです。
アメリカによくある屈強のリーダーシップを持って牽引していくヒーローのプロセスとその実績を描いています。
エイサ・バターフィールドならではの、ぐぐっと惹きつけられる目力するどく、冷静沈着な思考を演じるところが、この作品にピタッとハマっています。
コンテンツもおもしろく見応えあります。

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