高校英語のアクティブ・ラーニング 成功する指導技術&4技能統合型活動アイデア50 の感想

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タイトル高校英語のアクティブ・ラーニング 成功する指導技術&4技能統合型活動アイデア50
発売日販売日未定
製作者小林 翔
販売元明治図書出版
JANコード9784182454219
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

昨今、明確な定義のない「アクティブ・ラーニング」という言葉の一人歩きに、教育現場は振り回されぎみである。「教師が一方的に説明するのではなく討論やグループワークなどを取り入れた授業」という「授業形式」ばかりに目がいき、話し合いや討論で楽しかったが、生徒は何も身についていない授業では「アクティブ・ラーニング」はかえって逆効果である。そこで今度は「主体的・対話的で深い学び」の実現という表現が登場するようになった。
さて、本書の「高校英語のアクティブ・ラーニング」「4技能」というタイトルは、新しい学びを取り入れた授業実践を切望する先生方に歓迎される一方、英語だけの授業で高度な英語読解力など涵養できるはずがないという反論にも近い意見をお持ちの少なからずの先生方にはすんなりとは受け入れがたい。個人的には本書もいささか「アクティブ・ラーニング」という言葉を使いすぎている感が否めない。むしろ「生徒が生き生きとする英語活動の授業アイデア&実践集」とでもした方がいいと思うが、これはこれで冗長な表現である。簡潔にいえば本書は “Learning English by using English” の授業アイデアとポイント集だ。著者の授業は「結果的に生徒をアクティブ・ラーニングさせ、英語4技能型」になっているのだ。本書は実際に著者が授業で行ってきた具体的活動の紹介とそのポイントを、豊富に紹介している。
では、肝心の目指す授業は何か?「生徒が寝たり『つまらない』『わからない』と思わせない授業」である。そのためには、教師は授業時間の1分にまで神経をかよわせる姿勢が不可欠である。その積み重ねが、緊張感はあるが楽しく充実した授業を自然と生み出す。その詳細が紹介されている。授業はその先生の個性そのものでもあり、その先生独自のものだ。自分の授業スタイルの創造なくして、生徒に響く授業などできないと思う。本書には「アクティブな授業」の参考になるヒントがちりばめられている。豊富な具体的事例集として一冊手元に持っておくといいと思う。お薦めである。

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