星野、目をつぶって。(7) (週刊少年マガジンコミックス) の感想

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タイトル星野、目をつぶって。(7) (週刊少年マガジンコミックス)
発売日2017-08-17
製作者永椎晃平
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

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カバー絵は紅団応援団副団長として練習に向かう、決意に満ちた小早川くん。前巻134頁の泣き顔との違いが大きい理由は、今巻で一歩踏み出していく小早川くんを見れば分かります。一つ二つは誇れること、好きなこともあるけれど、学校で、社会で、集団の中で他人と比較してしまうと全然足りないから、自分なんか無価値っ!と悩んでいる人に「動けっ!」と勇気をくれる漫画です。
前巻末で引き籠らないように「変わりたい」と宣言した小早川くんは体育祭の応援団副団長になりました。団長は名高い不良3年生ですっぴん星野さんに惚れている小野寺先輩。当然ながら小早川くんに嫉妬しています。ヤバいっ! 二人の応援団への思い入れと星野さんへの想いがぶつかり合ったまま体育祭を迎えます。
強い意志とそれを成功させための行動で逃げることなく、砕けることも承知で思いを示しきるんだ。「戦いなんだ」と言い切った加納さんが小早川くんを目覚めさせ、小早川くんが小野寺団長に火を付けます。全てを最後までやり切った小野寺団長こそ、今巻のヒーローです。同じように前々巻の文化祭でやり切った西村くんに鍔木さんが話すシーンも短いけど熱い。
小早川くんも星野さんも自分への信頼が足りないため、自分のことだとグッと我慢するくせに、他人の為となると普段やらないことまでやってしまう。そんな心が引き裂かれた状態は辛いですよね。恋だけでなく、生きること自体が苦しい。だから読者はそんな小早川くんにも星野さんにも小野寺団長にも感情移入できます。ここがこの漫画の胸に刺さる所です。
ラブに限ってみれば、今巻で小早川くんも星野さんも一つ自覚しますが、まだまだ相手の心にはたどり着けないようです。
3年生の副団長の橘さんは、秘密を察した上で小早川くんにアドバイスしてくれるし、応援団全体もうまくリードできる素敵なお姉さん。弓削先生と似た感じで大好きです。
レビュアーが作品世界に引き込まれたせいか、各話の扉絵にすごく惹かれます。第51話の小早川・星野ペア、第52話の素顔の星野さん、第53話のドレスの星野さん、第56話の踊る星野さん、第57話の足軽小早川くん。一方、50頁の星野さんの顔は怖いですね。本編最終ページに再録されています。
次巻は「修学旅行編」だそうです。松方さんも、加納さんも動くようですよ。

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