ヒロイン失格 の感想

今まで桐谷の演じている役は、少し引いた（大人しい）美人さんの役柄が多かったが、この作品では見事に弾けている彼女が見れて、桐谷美玲の魅力満載である。

彼女は男性の主人公にストーカーまがいの行為までして、思いを寄せているという設定で始まるが、そんな桐谷演じる女子高生に愛想を尽かし、ジャーナリストを夢見るちょっとイケてない、女の子と付き合うという男性とのラブストーリーである。

様々な映像効果付きで、桐谷の彼に対する恋心が表現されており、それがいちいち女子高生の等身大の好きな男子に対しての典型的な想いが伝わってくる。

彼女は男性主人公の他のイケメンの男の子と付き合うのだが、その子との付き合いでも一途さが満載されており、かつそれがビビットな態度になって表れ、見てる人を幸福ないざないに導く。この作品を見た人の偽さる感想であろう。

桐谷は体当たりの演技で、男性役者人に愛の表現をするのであるが、彼女の美貌をもってして、一生懸命さが表現されており、「彼女と付き合うとこんなに尽くしてくれるのか～」と余計な邪推までさせてくれる。

最後に彼女は元さやに納まるのだが、それが彼女のポジティブさと素直さとでマッチして、思わず笑みが出る。この作品は見る人に勇気を与えてくれるのだ。

こんないい作品を作ってくれた、全関係者の方々に感謝するとともに、桐谷美玲様、ありがとうございました＆お疲れ様でした、と最後に言いたい。