コントレール 罪と恋 (小学館文庫) の感想

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参照データ

タイトルコントレール 罪と恋 (小学館文庫)
発売日販売日未定
製作者大石 静
販売元小学館
JANコード9784094062892
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

テレビでドラマを観て、先が気になりそうな雰囲気だったので、原作が読みたくなり購入。
私がコントレールを知ったのは、たまたまテレビをつけたら放送されていて……と言った感じだったので、初回を見逃していました。
原作本で読めてよかったです。

恋は盲目と言いますが、本当に本気で好きになった人に出会うと、本当に盲目になっちゃいますね。不倫だろうと、事情があろうと、人に何を言われようと…止まらないと言うより、自分でも誰にでも、止められない……。何をしていても、誰と居ても、頭はその相手の事が離れない。殺人者とか、そんな大きな事情はありませんでしたが「盲目」になった経験はあります。

瞭司は加害者になってしまったけど、ある意味1番辛い被害者かな?と思います。文と瞭司が、事情を知っても禁断を越えて求め合う(相手を想う)「気持ち」は、とても解ります。途中からドラマも観てるので、本を読みながらも、ドラマのキャストの方々の顔や姿が浮かびながら、読み終えました。
佐々岡さん…頑張ったなぁ!と思います。文の本心を全て理解し、受け入れたうえでの文を思う気持ち。本当に辛く苦しいと思います。結婚して一緒に住んでいても…ですから。でも佐々岡さんもやっぱり「盲目」になってるんですね。
コントレールは、みんなが辛い思いを抱え、みんなが苦しい事の連続。
ラストは佐々岡さんと落ち着きましたが、文の心から、そして瞭司の心から、一生本気で「忘れる」気持ちがなくなる事はないのでは?と思います。佐々岡さんとの生活で、文や友樹が本心から幸せになってくれたらいいのですが。。。
本の終わりの「海の匂いがした。」で、一生心の隅での気持ちは、小さくなる事はあっても「消えない」だろうな。。。と、私は思いました。
ドラマを観て興味を持った方には、この原作本はお薦めです。

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