火災のサバイバル (科学漫画サバイバルシリーズ56) の感想

友人たちと映画を観に行くところだったジオ。
しかし、ドラマのスターのサイン会が近くで開かれると知り、友人たちと会場へ。
サイン会中にビルの階下にある飲食店で火災が発生し、ジオと友人は逃げ遅れてしまう。
炎と煙に囲まれて大ピンチの中、男子トイレに逃げ込んだところでスターの男と鉢合わせ。
ドラマでは勇敢な消防士を演じていた男は実は臆病な性格で演技はCGだったと告白。
但し、火災に関する知識だけはあったため、上階への脱出を図る。
果たしてジオ達3名は無事に火災のビルから脱出できるだろうか・・・・・・・・・！

下から炎と煙が来ている以上、逃げ場は上しかないので上に行くしかありませんが、煙は上にのぼるもの。
そして火災時は炎に巻かれて死ぬ人間よりも煙による一酸化炭素中毒で死ぬ人間のほうが遙かに多い事実。
今回は３名が携帯電話を紛失して外部との連絡が取れないという失策と、上階での梯子車の救出行動がビル風で阻まれるなど不運が続きました。
最後は屋上からのヘリコプターでの脱出でしたが、着陸を最後まで躊躇していた理由が作中で語られていません。
また、ヘリコプターも到着までが遅いです。密閉された空間に「煙」と「炎」がいかに恐ろしいかがよく分かる描写でした。

マンガで火災の種類や原因、火災が起きた時の避難方法などを知ることができ、気に入った。