野球太郎No.018 プロ野球選手名鑑+ドラフト候補名鑑2016 (廣済堂ベストムック) (廣済堂ベストムック 321) の感想

２０１５年版の余りの酷さに警戒感を強めている野球ファンの方々も多いでしょう。
編集側も危機感を持ってくれたのか今年度版はかなり内容が改善されています。
巻頭の特集ページの中では「各チームの優勝必要条件」を一点に絞って取り上げていて中々面白い。
肝心の選手紹介欄は１ページを８つに区切ってルーキーも主力級もおなじボリュームで取り上げています。
実績のある選手は色々な指標を挙げ、「これから」の選手には野球太郎らしい期待を込めたコメントで好感が持てます。
まだ自分の贔屓チームくらいしか読んでませんが特に誤記載や誤植も見当たりません。
巻末に２０１６年のドラフト候補を各カテゴリーごとに紹介しているのは今まで通りですがこれも野球太郎らしい特集記事やカルト座談会を載せていてこの部分のボリュームが増えています。
全体のページ数は減っていて値段も（気持ち）下がっていますが自分にはこれ位のサイズの方が扱い易い。
過去の詳細な成績や年俸、カラー写真を期待する方には不向きですが「読む」名鑑としての価値は取り戻したのではないでしょうか。
記事が万人向けではないので星一つ減らしていますが、去年で懲りた方ももう一度手に取ってみられてはいかがでしょう。