ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育 の感想

他の方のレビューにもある通り、内容が薄い。

本書の最後に引用元としての参考文献が数多く記載されている。参考文献をキチンと明示すること自体は良いことであるが、本書の内容は‘各書で述べられているコトをかいつまんで並べてみました’といったところ。つまりは転載の寄せ集めである。

本書では「科学的根拠」を筆者自身が強調しているが、上記のような理由からか、筆者自体が科学的な背景や事実あるいは考察などをキチンと理解していないであろうと思われる記載が多い。1例として、「ココナッツオイルに不飽和脂肪酸の1種であるオメガ3脂肪酸が多い」とする記載は明確な間違い。ココナッツオイルに多いのは飽和脂肪酸。不飽和脂肪酸ですらない。

また、こうした傾向は筆者の得意分野であるはずの心理学分野に関する記載ですら同様である。
以下ネタバレになるが、本書に記載された「女性は排卵期になるとイケメンを好むようになる」という内容が記載しれている。しかしコレはかつての実験結果から提唱された説であり、その後の検証から以前の実験結果の解釈が誤っていた可能性が指摘され、現在議論が続いている。

もちろん本書の内容が全て誤りというわけではない。
心理学を含む様々な視点に触れるキッカケになるという意味はあると思うが、筆者が‘科学的根拠’をやたらと前面に押し出しているため、「全て正しい科学的根拠に基づいている」と、極めて誤解を招きやすい1冊。決して内容を鵜呑みにしてはならない。
読者に高い情報リテラシーが求めれてしまう1冊であり、その点で罪深い。

ベッドの上だけのテクニックだけでなく、その前後のテクニックまで書かれており、読みやすい一冊でだった。また出典も多く明記されており、本書の内容を安心して実践することができる。
学校では避妊に関する知識を教えたとしても、セックスの手法に関する正しい知識を教えてくれない。学生間のセックスを助長させてしまいそうなので、不可能だとは思うが。。それに加えて、アダルトビデオの影響で荒っぽいセックスをし、女性を傷つけてしまっている男性もいると思う。そのため、パートナーとの幸せな性活だけでなく、幸せな生活を目指す方には必読の一冊となっている。
ただ全体的に説明が浅いため、本書にて学んだことをさらに自分で調べて知識を深めていく形がいいと思う。

ベッドの上の心理学をニコニコ動画でDaiGoさんが事前にわかりやすい解説をして下さっていたので読みながら、その時の放送を復習しつつ性に関する知識を頭に入れながら読む事が出来ました。
イヤラシイ内容だとは思いがちですが、それは全然違います。
小学生の高学年になった時、私は初めて思春期に関する話を先生に教わった事を思い出しました。思春期から大人に成長するステップを歩くのはみんな同じだから。だから成人以外に学生さんたちもぜひ読んでもらいたい1冊だと思いました。
DaiGo氏は学校で学べなかった事まで豊富な知識を教えてくれます。
今回も為になる本ありがとうございました！

学校の保健体育では教えてくれない性に関する教養本。
この本を単なるエロ本として買うべきではありません。性に関する科学の知見を元にメンタリストDaiGoさんが非常にわかりやすくまとめた一冊であり、今までのセックスがいかに間違っていたかに僕は気づかされました。
AVを真似した激しいセックスをしているあなた。それは本当に相手が感じるセックスですか？実は女性は○パーセントもイッたふりをしているのをご存知ですか？
ぜひこの本で答え合わせをしてください。

p.s この本を読んだ後に無性にパートナーに実践したくなります。現に僕もこの本を読んで彼氏へすぐ実践しました。