曽根富美子傑作選 女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た (ぶんか社コミックス) の感想

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タイトル曽根富美子傑作選 女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た (ぶんか社コミックス)
発売日2015-09-28
製作者曽根富美子
販売元ぶんか社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

本作は、テーマや画風に好き嫌いが別れると思いますが、読む者の心に波をたてる良作と思います。個人的に読む価値大の作品と思います。
曽根先生の作品は、時折モーニング誌上で見かけていましたが、田舎の書店で単行本を見かけることは有りませんでした。
少し前に、ネット広告で見かけた「親なるもの断崖」を読んで衝撃を受け、過去作を読み進めています。電子書籍に乗り換えて間もないですが、この様な作品を手軽に購読出来る点は、大きな魅力と感じています。
作品から感じ取るものは、読者によって千差万別と思います。私は表題作「女が叫ぶとき」のおばちゃんが、原爆の投下について「人間がやったこと。人間が人間にやったこと」と述べる場面が強く心に残りました。
人間の善性にしろ悪性にしろ、人が人として人のなかで生きることで浮かび上がる「性」を描くことに長けた作者であるとの印象を強くしました。
曽根先生は、最近でもスーパーのレジで鋭い観察眼を発揮していますので、「レジより愛をこめて」を併せてお薦めしておきます。

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