KATO Nゲージ EH200 量産形 3045-1 鉄道模型 電気機関車 の感想

■造形
基本的には以前出ていたEH-200の1号機（品番3045）に近いです。動力ユニットや付属パーツ等は同じでした。
ボディはグレー部分の塗り分けが違う関係で新規になっています。ナンバープレートも当たり前ですが新規ですね。

造形は特にこれといって変な要素は見当たりませんでした。強いて言えばカプラー周辺の開放てこのあたりの造形がちょっと緩いというか、メリハリがきいてない印象を受けましたが、あまり目立つ場所ではないですし。
以前のEH200と違ってメーカープレートが印刷済になったので扱いやすいです。

付属品が若干不親切かな、という気がしました。
メーカープレートは印刷済みになったので問題ないのですが、ナンバープレートはプレートの左右を切り出す形状のままです。これ自体は他のメーカー（主にTOMIX）の機関車でもよくある仕様ですが、問題はランナーの部分（切り落とす部分）がかなり狭いので精密ニッパーをもってしても切り出すのに神経を使います。もう少しナンバープレートのランナーが扱いやすい位置にあれば、と思わずにはいられません。

ユーザー取り付けパーツについて、問題を感じたのは（★1個分の減点理由はここなのですが）手すりパーツが扱いにくいことこでした。
具体的には「コ」の字型の、縦線に該当する部分にランナーがついているので、切り離すとき「少しでもブレると手すりが折れるかランナー跡が残る」という、非常に扱いにくい形状をしています。この辺は両方の付け根部分にランナーを配置しているキットもKATOさんから出ていますし、TOMIXさんなんかは基本的に全部そうなっていますから、今の設計としては「ありえない」ぐらい駄目ではないかと。ここだけでも新規金型にしてくれたら★5だったんですが。

それ以外のユーザー取り付けパーツは信号炎管・ホイッスル・GPSアンテナでした。これらは非常にとりつけも容易で問題を感じなかったですし、信号炎管は取り付け用のランナーが別途付属していてTOMIX製品より数段扱いやすいです。それだけに本当に前述の手すりの形状が残念なのですが。

ナンバープレートはEH200