まもなく電車が出現します (創元推理文庫) の感想
参照データ
タイトル | まもなく電車が出現します (創元推理文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 似鳥 鶏 |
販売元 | 東京創元社 |
JANコード | 9784488473044 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
とある高校で巻き起こるもろもろの事件に立ち向かう「にわか高校生探偵団」もの。表題作を含む短編5作を収録。似鳥作品は書店で目にしていたもののこれまで購入に至っていなかったのだが、本作は題名に惹かれて入手したもの。
ふつうの高校生が直面する日常の謎系ということで、カラーとしては米澤作品に近いものを感じる。作者の筆致の雰囲気も似ている気がする。基本的に、主人公・葉山君と、なぜか彼の周りに現れて事件に絡む柳瀬さんの物語なのだが、葉山君のひととなりはともかく、柳瀬さんがなかなかのスーパレディだ。その活躍を楽しむだけでも、十分に元をとった気がしてしまう。各作品で提示される謎はどれもなかなか小気味よいもので、それらを(それなりに)論理的に謎解きする探偵役・伊神さんの語り口も面白い。本来はこちらをメインにして楽しむべきなのだが(笑)
意外な面白さだったので、しょうがない先行作品も読みますか、といったところですね。とりあえず1作目ですかね。
ふつうの高校生が直面する日常の謎系ということで、カラーとしては米澤作品に近いものを感じる。作者の筆致の雰囲気も似ている気がする。基本的に、主人公・葉山君と、なぜか彼の周りに現れて事件に絡む柳瀬さんの物語なのだが、葉山君のひととなりはともかく、柳瀬さんがなかなかのスーパレディだ。その活躍を楽しむだけでも、十分に元をとった気がしてしまう。各作品で提示される謎はどれもなかなか小気味よいもので、それらを(それなりに)論理的に謎解きする探偵役・伊神さんの語り口も面白い。本来はこちらをメインにして楽しむべきなのだが(笑)
意外な面白さだったので、しょうがない先行作品も読みますか、といったところですね。とりあえず1作目ですかね。