鳥居の向こうは、知らない世界でした。2 群青の花と、異界の迷い子 (幻冬舎文庫) の感想

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参照データ

タイトル鳥居の向こうは、知らない世界でした。2 群青の花と、異界の迷い子 (幻冬舎文庫)
発売日2017-07-13
製作者友麻 碧
販売元幻冬舎
JANコード9784344426290
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

今作の話は、どれも良かった。自分の存在意義とは、何か?何処に居て暮らす事が、自分にとって幸せなのか?
そんな事を、教えられる一作でした。

千歳のいる世界にやって来た弟の優。
姉として心の中で慕いつつも、複雑な家庭の事情ゆえ、その気持ちを素直に伝えられなかった優は、元の世界での時間を取り戻すかのように零先生のもとで、姉弟の時間を過ごします。

今回、新たな登場人物が増え、千歳の交流の幅も広がってきます。
しかし、素敵な登場人物達なのに、あまり背景がわからない・・・もう少し深くその人物について知りたかったと感じました。
どういう目的でそのように振舞っているのか。
そして今後、千歳と王宮はどのように関わっていくのか。

お話は姉弟の絆が少しずつ繋がっていく様が心温まります。
どういう形であっても姉弟の絆は切り離されることはありません。
お互いの選んだ道で生きていく、力強い姿が頼もしくあります。

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