ぐっちーさんの 政府も日銀も知らない経済復活の条件 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルぐっちーさんの 政府も日銀も知らない経済復活の条件
発売日2016-03-25
製作者山口正洋
販売元朝日新聞出版
JANコード9784023314955
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情

購入者の感想

 著者ぐっちーさんは、日米欧・新興国で世界的に活躍する金融実務のスペシャリストですが、本来は政治家こそが発するべき以下メッセージを、本書で代弁しています。
 「情報の偏りから脱する」
 「人口減を受け入れて、社会システムを作りだす」
 「政治が、個人の人間力を引き出す環境を整える」

 政権サイドに軸足を置く日本のメディアは、経済の専門家である記者も不在の為に、本当のことを伝えるのが難しい。一次データはほぼ全てインターネットで公表されている。情報のウソ・偏りを見破り、あとはそのデータを直接確かめて自分の頭で考える以外に、この呪縛から逃れる方法は無い。
 そのきっかけとして、本書ではコラム方式で、以下のことを多方面のデータから繰り返し主張しています。

【本書の要旨】
 日本経済は成熟して従来型モデルが通用しなくなった。今後の社会システムは、人口減を大前提として作り出すことが必須。政府のするべきことは、制度疲労に陥った規制を取払い、その地方でビジネスを立ち上げやすいような税制改革や法令整備であると著者は主張する。その一方で、地方・個人が国のバラマキから決別して自立する必要性の自覚も促している。

【著者の詳細】
 著者は、世界最前線での現場情報交換や、日々の1次データ解析を地道に繰り返し、サブプライム破綻やシェールガス革命も事前予測してきた。投資銀行ベアー・スターンズではCDO販売責任者となるも、サブプライム破綻を予測して販売拒否した為にクビになるなど、会社員らしからぬ変態行為も行う。
 また、著者が40歳でモルガン・スタンレーをクビになってから、主軸であった投資業に限らず、投資銀行家・地方再生ビジネス・ワインアドバイザー・文筆業・音楽プロデューサーなど、多方面の実務家として生計を立てるようになった心境についても、本書で振り返りながら述べています。

※下記は本書からの一部抜粋。
 『(会社をクビになると、) アメリカ人の友人は、"congratulation! Now you can do everytyhing!"と祝福してくれました。一方、日本の友人は連絡が途絶えました。』

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

ぐっちーさんの 政府も日銀も知らない経済復活の条件

アマゾンで購入する
朝日新聞出版から発売された山口正洋のぐっちーさんの 政府も日銀も知らない経済復活の条件(JAN:9784023314955)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.