バーティミアス ソロモンの指輪〈2〉ヤモリ編 の感想

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「ヤモリ偏」とあるので「ほほう今度はヤモリになるのね。がんばってね！バーティミアス！」とか思いながら読み始めましたが・・・皆さん。ヤモリになるのは最後の方です。しかも普通サイズのヤモリを期待してはいけません「しっぽの先で女の子を一人まきまきして振り回せる」という驚きのスーパーキングサイズ！でもここで「それってヤモリじゃなくって恐竜って言うべきじゃあ？」などと考えてはいけません。バーティミアスがヤモリと言ったらヤモリなんです！｛えっへん！｝

それにしてもバーティミアスシリーズはページの下に時々出現する注釈が、いちいち面白いですね。素直でよろしい、と言った内容が主ですが、時々本当に為になる知識もあったりします。この注釈は侮れない・・・

２巻から本格的に物語が動き出します。１巻の終わりの方で登場したアズマイラちゃんに、バーティミアス共々我々も振り回されていく感じです。彼女の成長物語とも言えるかな？２巻のラストの方でバーティミアスがアズマイラちゃんと同じ事を言っちゃって「ね？てれくさいでしょ？」と指摘されちゃう所がカワイイ。大好きなシーンです。

２巻のバーティミアスとアズマイラちゃんはまるで「夏目友人帳」の夏目君とにゃんこ先生みたい？緊張感を残しつつ主従ではない温かい関係があるような感じでなにやらほのぼのしてしまいます。