おおきく振りかぶって(3) (アフタヌーンコミックス) の感想
参照データ
タイトル | おおきく振りかぶって(3) (アフタヌーンコミックス) |
発売日 | 2012-11-05 |
製作者 | ひぐちアサ |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
アフタヌーン連載の野球漫画です。
チームスポーツものの漫画が面白いのは、何といっても多種多様な選手が、
それぞれ別の人生を歩んできて、別の性格で、別の考え方を持ちながらも、
チームの勝利という最終目的のために協力の隘路を探していく、その過程に
あると思っています。
そんななかでも、この漫画の面白さとして特筆すべき点は、キャラの個性の
際立ち方です。
突飛なキャラばかり、というわけではありません。
キャラの立ち方がリアルなのです。
リアルなキャラの立たせ方というのは、「実際にいそうなキャラを描くこと」
ではありません。
そのキャラがなぜそういうキャラになったのか、そして、そういうキャラが
ある環境に置かれた時にどう反応するか。そういった、精神内部の因果関係が
リアルなのです。
この作者は、この漫画を描くまでは、その得意な精神内部の話を主題にした
漫画を描いていました。
読み応えはあるのですが、当たり前のように、ちょっと重い話になっています。
今回、その得意技が野球という材料に上手く包まれて、いい具合に美味しく
できあがっています。
3巻は、主役たちの中でも中核のキャッチャーと、その周囲を描いた話。
まだまだ、他の主役級のキャラについて何も語られていないことが多く、先々
まで楽しみな漫画です。
チームスポーツものの漫画が面白いのは、何といっても多種多様な選手が、
それぞれ別の人生を歩んできて、別の性格で、別の考え方を持ちながらも、
チームの勝利という最終目的のために協力の隘路を探していく、その過程に
あると思っています。
そんななかでも、この漫画の面白さとして特筆すべき点は、キャラの個性の
際立ち方です。
突飛なキャラばかり、というわけではありません。
キャラの立ち方がリアルなのです。
リアルなキャラの立たせ方というのは、「実際にいそうなキャラを描くこと」
ではありません。
そのキャラがなぜそういうキャラになったのか、そして、そういうキャラが
ある環境に置かれた時にどう反応するか。そういった、精神内部の因果関係が
リアルなのです。
この作者は、この漫画を描くまでは、その得意な精神内部の話を主題にした
漫画を描いていました。
読み応えはあるのですが、当たり前のように、ちょっと重い話になっています。
今回、その得意技が野球という材料に上手く包まれて、いい具合に美味しく
できあがっています。
3巻は、主役たちの中でも中核のキャッチャーと、その周囲を描いた話。
まだまだ、他の主役級のキャラについて何も語られていないことが多く、先々
まで楽しみな漫画です。