ボリス絵日記 の感想

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書店に置いてあったサンプル本「よりぬき！！ボリス絵日記」というのがなんだかかわいいのでもらってきて、パラパラ見ていたらどうしても「完全版」（というかコミックス）が見てみたくなったので買いました。「よりぬき」に載っていた「大事件③」の顛末がコミックスを読んで明らかになり（笑）、やっぱり買ってよかったです。
私はこの作家の絵は絵本や画集で見て知っていましたが、とても美しい細密画のイメージで、このようなコミカルな絵は見たことがなかったのでそれもとても新鮮な魅力に感じられました。4コマ5コマ仕立てのマンガがまたちょっとブラックでシュールで、底から笑いがこみ上げてきます。でも、そうかと思うと、小鳥との出会いや別れ、再会の話しなどは何度見ても涙が出てきます。あらゆる方向へ気持ちがいいように振り回される（笑）、さすがそこはネコが関わる世界だもの、と納得させられるような内容です。
そして、作者の息子さん「ぼっちゃん」が大切にしている「ニャンコ」というネコのぬいぐるみもたびたび登場しますが、そのぬいぐるみも生きているネコと同じように描かれているのがとてもほほえましく感じられます。
挟み込みでポストカードが入っていました。思わずにやりとしてしまうような柄です。4種類あるそうなので他のはどんなのなんだろう・・・とちょっと気になるところ。
それにしても、あのコミックの「よりぬき（サンプル版）」て、やっぱりかなり威力あるな～・・・と自分の行動を振り返って考えてます（笑）。