世界の歴史〈24〉―アフリカの民族と社会 (中公文庫) の感想

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タイトル世界の歴史〈24〉―アフリカの民族と社会 (中公文庫)
発売日販売日未定
製作者福井 勝義
販売元中央公論新社
JANコード9784122052895
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 世界史 » その他の地域の歴史

購入者の感想

中公文庫版の世界の歴史シリーズの1冊。ほとんど馴染みのないアフリカの歴史ということで、予備知識ゼロで読んだんだけど、とても刺激的な1冊だった。

アフリカと言えば、人類誕生の地(?)、野生の王国、貧困、飢餓、虐殺なんてことぐらいしか思いつかない自分。学校で学んだ世界史でもほとんどアフリカのことなんて、出てきた記憶もない。しかし、そんな私だが、いやそんな私だからこそ、この本を読んで衝撃を受けた。

この本は、三部構成になっている。

第1部 自然と民族のアフリカ
第2部 都市と王国のアフリカ
第3部 イスラームのアフリカ

となっているが、私が抱いていたのは第1部で描かれているようなアフリカのイメージだった。しかし、その第1部では、生半可な知識に基づくイメージを打ち壊し、アフリカにおいて今も続く民族紛争、さらにはそれに付随する虐殺の背景を解き明かしてくれる。

第2部では、アフリカの王国という馴染みのないテーマをヨーロッパとの関係を中心に記述。
さらに、第3部では、アフリカにおけるイスラム教の影響の大きさを説明してくれる。ここでは、先日、殺害されたリビアのカダフィ大佐まで登場し、まさに現代にまで続く歴史となっている。

読んでいても知らないことばかりだが、知的興奮を呼び起こされた1冊だった。

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中央公論新社から発売された福井 勝義の世界の歴史〈24〉―アフリカの民族と社会 (中公文庫)(JAN:9784122052895)の感想と評価
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