エロマンガ先生 4(完全生産限定版) [Blu-ray] の感想

今回はマサムネ先生がメインです。大変面白く視聴できました。さぎりちゃんが相変わらず可愛いですよ

この巻には第7話と第8話が収録されますが、ここにきて主要人物が出揃い、各キャラのポジションが定まったように思います。
特に第8話は原作者である伏見つかさ先生の脚本回で、前半のクライマックスと言える出来栄えです。
ネットの評判でも、特に8話は好評の様子で、サービス精神旺盛な神回と言えるでしょう。
もし、視聴を続けようか、BDの購入を続けようか迷われているのなら、ここまでは見続けて欲しいですね。

前述の通り、8話は盛り沢山の内容で、あっという間に見終わってしまうような回なのですが、
実はとても細かな部分の描写に、とても重要な示唆が含まれていたと思うので、軽く触れておきます。
まず、ヒロインが2回マサムネに”馬鹿”と言うシーンがあるのですが、その前に2人とも指が緊張で震えています。
その時の心情を考えて見ていただきたいと感じました。
そして、エロマンガ先生が自分の夢を語る時、お面を外していたことの意味。
最後に、紗霧が自らカーテンを開いた時の心情。
きっとこれが正解だという答えは無いと思いますが、そこに大切な意図が込められているように感じました。

このように、本作は単純に面白いだけでなく、各キャラの心情を仄めかすような演出が多く、懐の深い作品だと思います。
一見、ハーレムアニメに見えますが、実は一本道のレールを走っているような、そんな不思議な感じ。
エルフちゃんに希望があるのかは不明ですが、これからの展開にも期待しつつ、見ていきたいです。