英会話ができないのはあなたが悪いんじゃない!英語が悪いんです!! 歴史から見える英語の欠陥 (impress QuickBooks) の感想
参照データ
タイトル | 英会話ができないのはあなたが悪いんじゃない!英語が悪いんです!! 歴史から見える英語の欠陥 (impress QuickBooks) |
発売日 | 2014-06-19 |
製作者 | 英語欠陥問題研究会 |
販売元 | インプレス |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » リスニング |
購入者の感想
これは真面目な本です。私は超が付く程の合理主義でして、英語を勉強する際も、常に直訳から意訳への合理的な理由付けを意識していました。そうする事で日本語から英語を、英語から日本語を想起しやすくなるから、と考えて。それなのに、ネイティブの書いた参考書ではいきなり意訳が出てくるし、時に直訳を不正解とまで言い切っているので、そこに違和感を感じていました。でも、それは本書の説明によって解決しました。印象的だったのは、英語のフレーズは漢字と同じ、つまり、いろんな意味を持ったパーツから構成されるが、出来上がった物の意味は元のパーツとは異なる場合がある、との説明です。ネイティブが書いた参考書の中には、文法を気にせずにフレーズを覚え、それを組み合わせよ、と書いたものがありますが、これでその理由も分かりました。言語は生き物のように変化するものだが、日本語を含む多くの言語は時々修正を行ってきた。しかし、英語はそれができないうちに世界中に広まった。その結果、修正されないままでいる。だから、全てを合理的に説明できなくなっているという事なのです。そこが英語の悪い点であり、整合性の取れた言語である日本語を母国語とする我々には学びにくい、という事なのです。