太宰治全集〈9〉 (ちくま文庫) の感想

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参照データ

タイトル太宰治全集〈9〉 (ちくま文庫)
発売日販売日未定
製作者太宰 治
販売元筑摩書房
JANコード9784480022592
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書

購入者の感想

あまりにも有名な「人間失格」収録の巻です。

この作品はタイトルのコピーライトのセンスで、
過剰に評価もされ、無闇に暗い小説とも思われてる
作品だと思います。

読んでみると、そんなに悲惨な筋ではなく、
良い意味で甘いとすら言え、太宰さんの
自分は切ってもいいけど、他人はあんまり
切りたくないなあ、といういつもの優しさを
感じるのです。

かなり影響を受けたとおぼしき、二葉亭四迷の「平凡」
のほうが実はずっと悲惨で、でもやっぱり
二葉亭にも太宰さん同様、自分ばかり傷付けて嗤う
やさしさを感じるのです。

太宰さんを一言で例えると、
「峰打ちじゃ、安心せい」
って感じです。

斬ろうと思えば真剣でぶった斬れるくせに、
テレて他人は叩くだけ。

あんま共感するファンの方いない気が
するのですけど、ぼくはいつもそんな風に
思います!!

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