恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫) |
発売日 | 2012-05-10 |
製作者 | 松本 侑子 |
販売元 | 光文社 |
JANコード | 9784334764067 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者 |
購入者の感想
富栄と両親は大正デモクラシーを体現したモダニズムを象徴していますね。国家より個人の尊重、女性の社会的進出、近代的な職業観の確立。太宰のような下劣な男に引っかかって、気の毒でした。松本侑子はいい仕事をしました。彼女には「島燃ゆ 隠岐騒動」というユニークな作品があります。因みに彼女は小生の高校の後輩です。
天才作家太宰治と情死した女性山崎富栄の物語。
私はただただ富栄の父、晴弘氏が気の毒に思いました。
善良な市民だったはずの家族、それがどうしてこんな目に・・と。
どんな大義名分を言っても、やはり自殺は究極の自己愛、自己中としか思えません。
残された家族の悲哀に同情した作品です。
私はただただ富栄の父、晴弘氏が気の毒に思いました。
善良な市民だったはずの家族、それがどうしてこんな目に・・と。
どんな大義名分を言っても、やはり自殺は究極の自己愛、自己中としか思えません。
残された家族の悲哀に同情した作品です。