ろんぐらいだぁす！: 5 (REXコミックス) の感想

本巻の内容は以下の通り
・資金稼ぎのいかがわしいバイト
・しまなみ海道宿泊輪行ツーリング
・雨天走行後の洗車・メンテ
・初心者をアプローチしてのショートツーリング

いつもどおりの自転車あるあるネタですが、主人公のステップアップと共に
いよいよリアルな自転車乗りの日常マンガになってきました。

初心者をはじめてアプローチするのは速度とか休憩タイミング考えたり確かに凄い緊張する！わかる！
経験者視点からの初心者ネタ、などワンパターンにならないような工夫が随所に見えている。

アニメ化も予定されており、良い自転車布教マンガになりつつあると言う印象。
安定しておもしろい。

あえて、欲を言うと主人公登場人物全体に「何で自転車なの？」「自転車どうおもしろいの？」
と言うイメージが無く、レースのような「勝敗」が目的でもないために、読者とキャラの間で目的を共有しにくい。
「みんなとフレッシュ出たい！」が縦軸だったと思うが、そこの押しが弱いので、ストーリー？の縦軸が曖昧になりがちなので、
主人公の行動に対する感想が「ふーん」止まり。

某超次元自転車マンガみたいな熱い展開が無くても、（け○おんみたいに？）読者に「自分もやってみたい」と思わせられる
様な「何か」があると自転車経験者でなくても引き込めるような作品に、もう一段階化けそうな気はするんだけど・・・・

アニメ化するならあと一歩そういう押しが欲しい。

Kindle版で購入していると各巻にある表紙裏のマンガが読めない。この作品に限ったことではないが、あそこも本作の楽しみの一つなので改善してほしい。