この素晴らしい世界に祝福を！ 5　爆裂紅魔にレッツ＆ゴー!! (角川スニーカー文庫) の感想

とにかくラストシーンがたまらない！感動！！
カズマ、お前は本当にヒキニートだったのか？？？
めぐみんを最高の笑顔にさせるなんて、有能すぎます！

なお、本巻ではめぐみんがメインヒロインとなるので、
本巻を見る前にめぐみんスピンオフ巻を読むことを強くお勧めします！

本編で初めての紅魔族の村。
5巻だけでも十分面白いですが、スピンオフも読むとより一層楽しめます。

同郷の知人ゆんゆんが持ってきた手紙をきっかけに、里帰りをすることになった
めぐみん＆カズマたち一行ですが、なぜめぐみんが「爆裂魔法」に拘るように
なったのか、故郷でどういう扱いだったのか、垣間見えるめぐみんの「陰」の部分が
切なく感じられたのでした。

他のレビュアーさんも書かれていますが、この5巻を読む前に、スピンオフで書かれた
『この素晴らしい世界に爆焔を!』（めぐみんやゆんゆんの、故郷で過ごした学生時代の
話が描かれている）を読んだ方が、よりこの第5巻の話が理解出来るように思ったのでした。

めぐみんが実家に宛てて書いた手紙の内容も凄いですが、実母ゆいゆいさんの斜め上な
行動とかにも驚きましたし、爆裂娘の故郷で出会った魔王軍幹部との戦いにも、最後の最後は
予想外の人物に美味しいところをもっていかれたりと、楽しく読むことが出来たのでした。

が、今回の最大のポイントは、爆裂娘めぐみんがカズマに告白したことでしょうか。
この時点では、さらっと気持ちを伝えているだけなのですが、故郷でのカズマとのやりとりを
見ていると、実は恋愛面で奥手（というかヘタレ）なカズマをしっかりとみつめた上で好きに
なっている、その普通の女の子をしている部分も可愛らしいと思ったりしたのでした。

めぐみんとカズマの仲が進展するかどうかは、今後の展開（第9巻とか）次第なのでしょうけど、
今後の冒険も含めて、この凸凹コンビの恋も見守っていきたいと思いました。。。