[カシオ]CASIO 腕時計 スタンダード アナログウォッチ MQ-24-7E ホワイト メンズ[逆輸入] の感想

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日本のAmazonレビューは現在8件しかなくこのシリーズの中では不人気なようですが、米国ではレビューが303件もあって、アラビア数字のダイアルMQ-24-7b.7b2同様の人気があります。

アナログ時計の視認性について考えたとき、数字を好む人が日本では増えているのでしょうか。
子供時代にデジタルがまだなくて、アナログで時計を覚えさせられた世代には、針の角度やインデックスの角度は重要な意味を持ちます。慣れてしまうと数字よりも直観的に時間を把握できるようになります。それは、使いこなせるなら、フォークよりもおはしの方が使いやすいのと似ています。
デジタルになって今を把握しやすくなりましたが、あと何分とかの時間の前後が直観しづらいです。
数字のアナログ時計も、ついつい数字に意識がいってしまうので直観するにはノイズになってしまうのです。
だから、バウハウスのマックスビルなど優れたデザイナーたちは、数字をいれないか、いれてもノイズにならない程度の小さなものにしたのだと思います。
マックスビルのデザインとか、スカーゲンklassik 858xlslcとかを見てもらうと視認性の良さが解るかと思います。
この時計も数字がないので見やすいのですが、もっと細く長いインデックスになると完璧だと思います。

数字の有る無しの好みは、人それぞれですが、とりあえずこのデザインに慣れてくると『おはし』のように使いやすくなります。

MQ-24シリーズ全般にいえることですが、どれも偉大なる安い時計です。
着けていることを忘れる軽さと柔らかいベルト。
袖に自然に入ってしまう薄さ。
錆びないプラスチックと日常防水ボディ。
壊れても気にならない安さ（米国は$8.73なので1000円くらいにしてほしいですが）。

このシリーズ中、実用的で最もベーシックでシンプル、ミニマルなデザインだと思います。
多少インデックスが控え目すぎるような気がしないでもありません。
同シリーズの最も視認性の良いモデルと比べちゃうと
多少暗い所ではまれに2度見してしまうことがあったりで
もう少し長い方が瞬時の時間把握など視認性が向上しそうであると同時に
デザイン的にもバランスが良くなりそうです。
普段は自宅PCモニタ脇が定位置となっていますが
その日の気分によってはスッキリと大人びた顔のこれを相棒として連れ出します。

安い、軽い、見やすい。

腕時計として必要最低限の機能をしっかり果たしていると思う。

生活防水だし、ミニマルなデザインもどこか「わび」に通ずるものがあるのではないか。

ただ一点、ディスプレイはガラスではなくプラスチックなので、ちょっと引っかけるとすぐ傷がついてしまう。

それから、腕の太い人は要注意。バンドの先の方で留めることになるため、ちょっとみすぼらしい感じになる。
（私は4つ目か5つ目の穴で使用した）